SS25 MILANO BUYING TRIP(1st day)
半年に一度は海外を訪問。お店のバイイングで、お客様に新しい提案ができるものがないかといつも考えてます。通常のセレクトショップであれば、ブランドが毎シーズン入れ替わり、新しいブランドの提案がお店の魅力につながったりすると思います。ただ、style department_ではブランドの取り扱いは最低限にして、バイイングをしているブランドのバリエーションを増やしたいという思いと、自分が考えるお店のブランドのポジションを考慮して、探しに行きます。
そんな海外での出張の背景を気軽に文字に出来たらなと思いました。
お客様も気軽に読んでいただけたら嬉しいです。
今回もパリの前にミラノに訪問しました。
HED MAYNERの展示会がミラノで開催されると情報を聞いて、ミラノ行きを決めましたが、まさかのHED MAYNERは通常の日程で開催しないことに、スケジュールを決めていましたのでミラノに1泊2日で訪問。
ミラノは日本からの直行便がなく、今回はヘルシンキへ13時間のフライト。
その後4時間のトランジット後にミラノへ。合計20時間以上のフライト。
初めてヘルシンキに行ったので、折角なら1日だけでもつけて、映画好きな自分としては、フィンランドの映画監督の巨匠であるアキ・カウリスマキ監督がヘルシンキに映画館を作っているのと、アキ・カウリスマキ監督の作品の多くがヘルシンキで撮影されているので、ロケ地巡りをすればよかったななんて思ってしまいましたが、ちゃんと本業のバイイングの仕事の為に飛行機に乗り込み、ミラノには朝の10時過ぎに到着しました。
HED MAYNERは見れませんでしたが、今回はパリオリンピックの1ヶ月前ということもあり、大きいギャラリーを借りていたショールームの人たちが、パリは高すぎて借りれないという理由で、パリではなくミラノのみで開催ということが多く、STUDIO NICHOLSON,MARK KENRY DOMINO TAN ,DIOMENEなど気になっているブランドをたくさん見ることができました。
Bergfabelはずっと好きなブランドで、肩周りのタイトフィットがいつも気になっていたが、デザイナーの人と話したときに年齢を重ねていくうちに、ゆったりしたフィットをそろそろ着たくなってきたら、大きく変えたと言ってました。素材や色使いも好きで、さらにフィッティングまで良くなっているBergfabelはすごい良かったです。
大きなショールームには複数のブランドがあるので、そこで気になるブランドの商品を見ていきます。イタリアはテーラードのカチッとしたブランドのイメージをすると思いますが、実はカジュアルなブランドも多くてパリでは見れないブランドをいくつか見れて新しい発見もありました。
だからといってすぐバイングしようにはならないんですが、今回、ミラノ、パリを見て、厳選した中でみんなに相談をしながら良い出会いができたらと思っています。
フライトと展示会周りでタフな1日を過ごした夜は、明日のために美味しいご飯を。
ミラノはご飯が美味しい。パスタやピザはもちろん美味しいんですけど、イタリアはお肉も美味しいんです。
デザートまでしっかり食べて明日に備えました。
ミラノは2日間の滞在。明日も展示会や美術館への訪問をします。