SS25 MILANO BUYING TRIP(2nd day)

SS25 MILANO BUYING TRIP(2nd day)

6月のミラノには初めてきました。想像以上に気温が高くて(30℃)さらに湿気があって蒸し暑い、展示会周りで歩き回るのが辛いです。もし観光で考えている人がいたら、もう少し涼しいシーズンの方がいいのかなと思ってしまいました。

今日の展示会はPOLLYKNG SHOWROOMという、いつもはパリを拠点にしていますが、今回はパリオリンピックの影響で、ミラノのみでの開催。

style department_でも取り扱っているSTUDIO NICHOLSON。

ニック・ウェイクマンの作る洗練されたコレクションは素晴らしかったです。

日本はセレクトショップの店舗数が世界の中でもずば抜けて多い国なので、海外のブランドで日本では売れてるけど、ヨーロッパではあまり見ないブランドというのもあるんですが、STUDIO NICHOLSONは日本で先行して売れていったイメージを持っていましたが、最近、ヨーロッパでリサーチをするとかっこいいお店にはSTUDIO NICHOLSONが入っていることが多く、世界的に認知されて人気があるんだなと感じています。このSHOWROOMでも半分近いスペースを使っていて、ブランドの勢いを感じました。

MORDECAI

24年春夏シーズンよりブランドがスタートしたイタリア発のファッションブランド"MORDECAI(モルデカイ)"。 洗練されたフォーマルスタイルに日本の文化や着物、ミリタリーのエッセンスを落とし込んだアイテムの数々を展開。

まだ3シーズン目のブランドですが、素材やデザインのポイントがすごく良くて、人気の出そうなブランドだと思いました。すごい魅力のあるブランドでしたが、日本の人が着こなすにはすこし難しさを感じました。今後も展示会を訪問して見続けていきたいブランドではありました。

前回のミラの出張よりも見応えのあるブランドが多く、限られた時間の中でたくさんのブランドを見る事ができました。バイイングという目線もそうだし、ブランディングの仕方や展示会の見せ方など勉強させてもらいました。

パリへのフライトまでの余った時間で、ずっと行きたかったFondazione Prada(プラダ財団)へ。

1995年からミウッチャ・プラダとパトリッツィオ・ベルテッリが共同会長を務めるプラダ財団は、現代アートと文化に特化した機関です。 1993年から2010年まで、プラダ財団はミラノの展示スペースで24の個展を開催し、高く評価されている現代アーティストとの展示を行ってきました。

2015年、プラダ財団はミラノに新しい常設施設をオープンしました。

見応えのある展示がたくさんありました。写真NGでしたが、ジャン=リュック・ゴダール監督の部屋を再現した展示は素晴らしかったです。ミラノに行ったら絶対に訪問してほしい場所です。

1泊2日の短い時間でしたが、充実した濃い内容の出張でした。パリではSTILL BY HANDの展示会の準備やバイングが楽しみですし。

半年に一回、買い付けているブランドの人と会って、話をしてコミュニケーションを取れるのも楽しみです。

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